平成22年度大垣市スポーツ少年団育成母集団研修会
趣   旨 育成母集団活動の活発化は、親子のふれあい、さらにその輪を広げ地域における異世代間のふれあいを充実することにより、青少年の健全育成を図るとともに、地域住民の豊かなスポーツライフを推進するものです。
そこで、育成母集団員の中核的推進者の参集を求め、育成研修を行い、更なる育成母集団の充実及び組織・機能の強化を図る。
主   催 大垣市スポーツ少年団
日   時 平成22年6月12日(土)  午後7時00分〜午後8時30分
(※ 受付 午後6時30分〜  ※ 開講式 午後7時00分〜)
会   場 大垣市総合体育館 第1会議室
大垣市加賀野4丁目62番地 TEL.0584-78-1122
研修内容
演題
〜子どもたちを理解しよう〜
子どもの身体、大丈夫!?!

講師
日本スポーツ少年団認定育成員
谷     斉 先生

少年団とは、
団員綱領にある『わたくしたちは、スポーツとおし健康なからだと心を養います』指導者綱領にある『わたくしたちは、次の時代を担う子どもたちの健全育成のために努力します』これが、スポーツ少年団の目的の1つです。
指導する大人、応援する大人は勝利を目指して、活動をしてください。ですが、健康なからだと心を養うこと、健全育成のために努力することを忘れず活動してください。
そして、どれだけ多様な神経回路を作ることができるか『一生の財産』を増やしてあげてください。

育成母集団の組織は
団員の保護者を中心としつつ、その他の地域住民、スポーツ団体がスポーツ少年団活動を支える母体となることで、地域の活性化につなげます。
※ 決して母親集団という意味ではありません。
目的は、将来、地域を担っていく青少年をスポーツ活動を通じて支援することで。
育成母集団の一員として求められるものは
  1. スポーツ少年団の理念を正しく理解する
  2. スポーツの持つ意味を幅広くとらえる
  3. 子どもがスポーツ好きになることを第一義とする
  4. 「Players First」の認識を大切にする
  5. 自らスポーツを愛好する
  6. 子どもとともに自ら成長しようとする
  7. 指導者と連携してスポーツ環境の整備に努める
  8. スポーツを通じて地域の活性化につなげる


発育発達期に応じた指導を『勝つことだけが、すべて!』ではありません!!!
子どもの成長の度合いを無視した形のトレーニングでは、大きな成長を望めなくなります。

5・6歳〜小学校期におけるトレーニング
スポーツの基礎づくりと様々な技術の獲得
※最も重要な時期
5・6歳〜8歳ごろ・・・・プレ・ゴールデンエイジ
  • 神経系の発達が著しい
  • 動いていないと気が済まない
    • 反復練習より多種多様なトレーニング
    • 遊びを通して基本的な動きを獲得
9歳〜12歳ごろ・・・・ゴールデンエイジ
  • 身体の動きをコントロールしはじめる
  • 「即座の習得」が見られる
  • 動きの習得には最高の時期(この時期に覚えた動きは一生忘れない)
    • スポーツにつんながる遊びやゲームを数多く
    • 様々なスポーツ種目を経験される。


子どもの体力の現状は
平成20年度新体力テストより
あいかわらずの長期低落
傾向に歯止めかからず(昭和60年ころから)

子どもたちの体力は限界を超えている(国民全体の体力低下につながる)

スポーツクラブ所属別の新体力テストの合計点は当然ですが、9歳ころから所属している子どもが点が良い。

やれば体力が向上する!しかし、子どもは、小さな大人ではありません。適度な休息はとるように!!!

みなさん、元気に身体を動かしましょう!


最後に
『毎日を、その収穫高で判断せず、蒔いた種で判断しなさい。』
〔ロバート・ルイス・スティーブンソン(スコットランド)〕

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